ここでは漫画アート芸術家の粕川が、8才のときに空想で作った物語の誕生秘話を書いてます。
また、空想が漫画アートを作るために重要な創作能力だという事にも迫ります!
幼い頃から空想で物語を作り、その世界で遊ぶという習慣がありました。
ぼくは物心ついた頃には絵を描きだし、7歳のころに「ハイパーZ」という創作漫画を描いて以来、たくさんの漫画を作ってきたのです。
今回紹介するのは、粕川が小学校2年(8歳)のころに誕生した「大地と理香の物語」です。
8歳のころ「大地と理香の物語」を創作して以来、20代前半までずっと空想上の物語を続けてきました。
「大地と理香の物語」誕生の裏には、日本で大ヒットしたドラマや特撮ヒーロー、アニメなどの存在があったのです。
この記事では「大地と理香の物語」の誕生秘話を解説するとともに、空想が創作の原動力になることにも迫ります!
Contents
空想で作った「大地と理香の物語」とは?
「大地と理香の物語」は、漫画アート芸術家の粕川が8歳のころに作りました。
ぼくは7歳のときに漫画を描きだして、10歳の時にバカオというキャラクターを作りました。
しかし、ここで紹介する大地と理香は、バカオよりも2年早く生まれているのです。
だから、大地と理香は粕川漫画アート史上、最も歴史の深いキャラクターということになります!
●ハイパーZという漫画を描きだした年⇒1991年
●大地と理香の誕生した年⇒1992年
●バカオが誕生した年⇒1994年
●バカオクエストを描きだした年⇒1994年
⇒ドラクエマニアが作った漫画「バカオクエスト」の誕生秘話についてはこちらをクリック!
ぼくは幼いころから空想上で物語を作る習慣がありました。
粕川にとって物語を空想することは、とても面白い遊びだったのです。
例えばウルトラマンの本を読んで、感銘をうけたとしますね。
ぼくはすぐさま空想のなかでウルトラマンを作り、怪獣と戦わせていたのです。
ウルトラマンに変身するキャラクターも空想で作り、その後の物語を頭のなかで作っていたのです。
大地と理香も上のように、空想上で作った漫画アートでした。
だから大地と理香の物語は、ノートに描いた漫画ではありません。
「大地と理香の物語」の主人公は、小林大地と美沢理香です。
●小林大地(こばやしだいち)⇒ちょっとシャイで意地っ張りな、熱血タイプの少年
●美沢理香(みさわりか)⇒明るく元気で積極的なかわいい女の子
大地と理香の物語は、大地と理香の淡い恋を描くラブコメ的漫画アートなのです。
大地と理香の物語を作って以来、暇さえあれば空想上で話を続けていました。
例えば
●学校の登下校のとき
●夜眠る時
●空手や合気道のけいこをしている時
●学校の授業中
このような時に粕川は空想にふけりながら、大地と理香の物語を考えていたのです。
大地と理香の物語の概要
「大地と理香」は一言でいうと、大地と理香の淡い恋を描く物語です。
大地も理香も、お互いが好き同士。
でも好きだからこそ、意地を張って素直になれない微妙な関係性があります。
大地は理香に一目ぼれしたのです。
大地が理香と出会ったのは、小学校1年生のとき。
理香は大地のクラスに、転校生としてやってきました。
転校生の美沢理香は、さっそく大地の隣の席に座ることになったのです。
大地は理香を一目で好きになったのですが、好きだからこそ素直になれない気持ちが働きます。
だから大地は理香にちょっかいを出したり、いじわるしたりするんですよ。
理香のほうも積極的だから、大地にやり返してきます。
大地と理香は仲が良いし、本音ではお互い好き同士なんです。
ただ、好きだからこそ意地を張ってしまう。
素直に好きといえない。
そんなもんもんとした、大地と理香のすれ違いが展開します。
大地は理香に、何度も告白をしたことがありました。
大地に告白されて理香もうれしいんですよ。
でも素直に恋人関係に入れないもどかしさが、2人の間にはあるのです。
大地と理香は時と共に成長していき、やがて大人になります。
大地と理香は、最終的に結ばれる関係にあるのです!
美沢理香には秘密があった…「大地と理香の物語」1部と2部について
大地と理香の物語で、理香には重大な秘密があります。
美沢理香は、サイボーグなのです!
美沢理香は大地のいる小学校に転校してくる以前、異世界で母を探す旅をしていました。
理香は、自分を作ってくれた両親を探すために旅をしていたのです。
大地と理香の物語には、第1部と第2部があります。
●「大地と理香の物語の第1部」⇒サイボーグの理香が両親を探す旅をする物語
●「大地と理香の物語の第2部」⇒人間になる夢を持った理香が、人間の世界にやってきて大地と出会う恋愛物語
1部で理香は両親を探す旅をしており、2部で大地と出会うのです。
大地と理香の物語の第1部は異世界が舞台だった!
ここから第1部の理香の物語を書いていきますね。
理香の両親は科学者で、サイボーグを作る研究をしていました。
でも両親はわけありで、理香を残してどこかへ消えてしまったのです。
そんな両親を探すために、サイボーグの理香は旅をしていました。
理香は剣を身に着けており、敵と戦うこともあります。
サイボーグの理香を殺そうとする一味がいるのです。
そんな悪の一味と戦いながら理香は、両親を探す旅をしていました。
時には敵との戦いで傷つき、理香は動けなくなることがありました。
そんなときは一緒に旅をしていた仲間たちに助けてもらっていたのです。
人間的な感情が芽生えてくるサイボーグの理香
理香は人間たちと旅をするなかで、だんだん人間的な感情が芽生えてきます。
哀しみとか喜び、人を恋する気持ちなどを、サイボーグの理香が感じるようになったのです。
でも理香はサイボーグだから、人を愛せない。
サイボーグだから悲しい時も涙を流せない。
好きになった人がいても、人間とサイボーグだから、結ばれることができないのです。
そんなサイボーグとしての葛藤を、理香は抱えていました。
理香はやがて、人間になりたいと望むようになります。
「人間の体を持ち、人間のようにものを感じ、人間のようにささやかで幸せな生活を送っていきたい」。
そう、理香は思ったのです。
両親を探して旅をする理香は、やがて人間になるという目的を持つようになりました。
理香は敵との厳しい戦いの果てに、両親との再会を果たします。
しかし理香の父親はワケアリで、亡くなっていました。
母親と再会した理香は、今度は人間になる夢を実現するために、人間世界にやってきたのです。
こうして理香は人間世界にやってきて、大地のいる小学校へ転校してくることになりました。
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サイボーグの理香は大地が好きなんだけど素直になれない理由
上に書いたように大地と理香は、お互い好き同士です。
しかし、素直に好きといえないもどかしい関係にあります。
大地に素直になれない理由は、理香がサイボーグだからという点にもあります。
理香は大地のことが好きです。
理香はサイボーグだから、人間の男を好きになるわけにいかないと思ってる。
でも、大地との関係を終わらせたくはない。
大地も、理香の裏にある葛藤に気がついてるんですが、それが何かは分からない。
理香は自分がサイボーグだということを、隠していたのです。
サイボーグであるがゆえに愛し合えない、切ない男女の関係を描くのが「大地と理香の物語」なのです。
大地と理香をめぐる三角関係が描かれる!
「大地と理香の物語」第2部では、タイムマシンを発明する博士が登場したり、いじめっこの関ゴンタなどが登場します。
いじめっこの関ゴンタは、理香のことが好きなんですよ。
関ゴンタはブサイク男子で、意地の悪い番長タイプの少年です。
大地と理香の仲が良いから、関ゴンタはおもしろくありません。
それで関ゴンタは理香にいろいろちょっかいを出してくる。
大地は、理香を守るために関ゴンタと戦います。
でも関ゴンタは強いから、ケンカしても大地は負けてしまうんですね。
そんな理香をめぐる三角関係も展開します。
また大地も成長してくると、理香以外の女の子に興味を持ちだすんですよ。
理香よりもかわいくて頭の良い女の子に、大地がメロメロになってしまうんです。
そんなときは、理香がやきもちを焼きます。
でも理香の方にも、イケメン男子があらわれてきちゃうんです。
イケメン男子に誘惑されて、理香の心が揺れることが多々ありました。
そんな理香を見て、大地は嫉妬の炎に焼かれます。
だから大地は、理香とよりを戻そうとする。
理香も大地から好意を示されて嬉しいのです。
このように大地と理香の間にはいろいろな異性が絡んできて、三角関係のドタバタ劇が展開します。
でも最後には、大地と理香は必ず両想いになるんですよ!
大地と理香2人の間には、浮気はないんですね。
なぜなら、大地と理香は心の底から好きあっているから!
2人の間にどんな魅力的な異性が登場しても、大地と理香の信頼関係が崩れることはないのです!
それくらい、お互いのことを本気で好き合ってる。
それが大地と理香なんですよ!
本当に好きだからこそ素直になれない、ちょっかいをだしたくなる。
「大地と理香の物語」では、そんな男女のもどかしい関係が描かれるのです!
「大地と理香の物語」はあの中にいる時に生まれた!
ここでは「大地と理香の物語」の誕生秘話を紹介します!
大地と理香の物語をぼくが思いついたのは、両親と温泉の旅をしている時でした。
ぼくは8歳のころ、日曜日になると両親と一緒に温泉の旅に連れて行ってもらいました。
両親が温泉好きだったので、家族で日帰りの温泉旅行をしていたのです。
水上温泉や伊香保温泉、草津温泉や四万温泉、地獄谷や尻焼き温泉など、いろいろな温泉に連れていってもらいました。
温泉へは車でいくので、到着するまでに時間がかかります。
ぼくは車の窓から見える、山の景色がとても好きでした。
だからいつも車のなかで、風景を見ながら空想していたのです。
そんなときでした、大地と理香の物語を思いついたのは!
温泉へ向かう車のなかで、大地と理香の物語は誕生したのです!
温泉への行きかえりの車内でも、温泉に入っている時も、常に大地と理香の物語を空想するようになりました。
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大地と理香の物語が友達にも伝染?
ぼくは大地と理香の物語を友達にもすすめて、始めてもらうようになりました。
この時、僕と一緒に大地と理香の物語を始めてくれたのがA君でした。
A君は小学校1年の時からの親友で、バカオというキャラクター誕生のきっかけを作ってくれた人でもあります。
⇒バカオの誕生秘話は、親友の作ったキャラクターがきっかけだった?
ぼくはA君に大地と理香のキャラクターや物語の設定を教えました。
そして僕と同じキャラクターと設定のうえで、A君は大地と理香の空想物語を始めてくれたのです。
会うたびに「今 大地と理香はどんな感じ?」との合言葉で、お互いの物語の進行状況を語りあっていました。
面白いもので人が変わると物語の内容も一変し、予想外の展開をA君が話します。
A君が作った独自なキャラクターが面白く、それを頂戴して自分の空想に登場させるとまた面白くなりました。
A君の「大地と理香の物語」を聞きながら、創作のヒントを得ていたのです。
ぼくとA君は空手や合気道の教室に一緒に通っていました。
だから空手や合気道、学校への行き帰りに、お互いの大地と理香の物語を話し合っていたのです。
僕にとって学校の行き帰り道などは大地と理香の話ができるので、最高に楽しい時間になりました。
空想上で物語を作って話すのは、何より面白いことでした!
「大地と理香の物語」は展開にギャグが入ったり、バトルものになったり、甘酸っぱい恋愛物語になったりと、いろいろ変化してきました。
こんなことを高校卒業まで続けてるとキャラクターにも愛着を感じ、一心同体のようになってきます。
「大地と理香の物語」は僕にとって最重要な作品の一つであり、人生のどこかで必ず漫画アート化しようと思っていたのです。
大地と理香の物語が生まれたきっかけはあの名作ドラマだった!
今になって考えました。
どうして自分は8歳のとき、突然「大地と理香の物語」を思いついたのだろう?と。
そして、分かったのです!
大地と理香の物語のきっかけとなった作品が!
それは1991年にフジテレビで放送されていたドラマ「東京ラブストーリー」でした!
東京ラブストーリーは永尾完治(織田裕二)と赤名リカ(鈴木保奈美)の、切ない恋愛模様を描いた名作ドラマ。
小田和正さんが作った主題歌「ラブ・ストーリーは突然に」も大ヒットして、270万枚以上のシングルが売れました。
赤名リカは10代の頃ロサンゼルスで過ごしていた、積極的で自由奔放な女性。
そんなリカは自分が働く会社の後輩として入ってきた永尾完治(ながおかんじ)に、一目惚れをするのです。
赤名リカは永尾完治のことを「カンチ」と呼ぶようになりました。
カンチは学生時代に好きだったさとみに気があります。
でもさとみは、カンチの親友である三上健一と付き合ってしまいました。
好きな女性が親友と恋人同士になり、ショックをうけるカンチ。
カンチは仕方なくリカと付き合いますが、気持ちはさとみにあるのです。
カンチの心が次第に自分から離れていくのを感じる、リカの切ない心情が描かれます。
そんな男女の淡い三角関係を描いた東京ラブストーリー。
この東京ラブストーリーが「大地と理香」を発想する原点だったことを、思い出したのです!
ぼくは7歳の頃リアルタイムで東京ラブストーリーを見ており、かなり夢中になりました。
東京ラブストーリーの恋愛模様があまりに印象深かったので、ぼくは空想で恋愛物語をするようになったのです。
東京ラブストーリーのヒロイン赤名リカを演じた鈴木保奈美さんがキレイだったことも、理香誕生にかなり関係しています。
美沢理香の「リカ」という名前も、赤名リカの印象が強すぎたことでついた名前。
小林大地の「だいち」という名前にしても、東京ラブストーリーの「カンチ」と響きが合致してます。
また東京ラブストーリーは、カンチ、リカ、三上、さとみの間で、複雑な三角関係が描かれました。
「大地と理香の物語」でも、大地と理香の間で三角関係や異性関係が展開します。
東京ラブストーリーのあまりに切ない恋愛ドラマが、大地と理香の誕生に関わっていたのです!
大地と理香の物語誕生に関係していたあの名作!
2019年10月13日追記
空想の物語「大地と理香」の誕生に関わる作品がもう一つありました!
それは特撮テレビ番組の「人造人間キカイダー」です!
ぼくは幼い頃にビデオで人造人間キカイダーを観て、とても感銘を受けました。
人造人間キカイダーでは、ミツコという女性が、サイボーグのジローに恋をする展開があります。
子供こころに、サイボーグに恋するミツコの切なさを強烈に感じたのです。
そんなことからぼくはサイボーグの女性、美沢理香を考え出しました。
そして理香が好きな人間の大地を、思いついたのです!
これは人造人間キカイダーにおけるジローとミツコの、男女逆バージョンといえます。
幼いころに観た人造人間キカイダーの感動が、「大地と理香」の設定にまで影響を与えていたのです!
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空想力が漫画アート創作力の源!
今思うと上に書いてきた空想の習慣が、「創作力」の向上に役立ったのだと思います。
漫画アートを作るとき、空想力は非常に大切!
ぼくは「大地と理香の物語」を、いきあたりばったりの展開で作っていました。
いつも次の大地と理香の展開はどうしようかなと考えていたのです。
大地と理香の話で良いアイデアが思いつくと、前後の話の脈絡をどうつけるかも考えて、物語をつなげていきます。
これが漫画アートを作る訓練になっていたのです。
空想で、毎回続きものの漫画連載をしているようなものです。
僕は小学校四年生の頃、好きでもないのに空手をやりだすことになりました。
空手の訓練中、いつも「大地と理香」の物語を空想してました。
空想に意識がいきすぎて、稽古に身が入らない時ばかりでした。
しかし、それくらい集中してぼくは空想の物語を作っていたのです。
大地と理香の物語は、暇でしょうがない時の自分を救ってくれる遊びとなったのです。
暇になったときにはすぐに始められる、自分だけの物語。
頭の中で進めているから外からは分からない。
でも本人からすると、物語を空想するのはとても楽しい時間なのです!
僕は確信して言えることがあります。
幼いころから空想で物語を作る習慣があったからこそ、漫画アートを生み出す創作能力が身についたのです!
子供のころから暇さえあれば、空想して物語やキャラクターを作ってました。
だから大人になった今も、尽きることなく漫画アートを作り続けていることができるのです。
空想をし続けてきた経験が、粕川の漫画アート創作能力の原点となったのです!
だから、空想を大切にしてください。
自分の創作世界を、ありありと空想するのです。
空想上で物語を展開し、それを続けるのです。
そうすると、空想力が養われるので、いざ漫画やアートを作るときに役に立ちます。
例えば新しいキャラクターを作ろうと思ったとき、そのキャラの外見が明確にイメージできた方が、絵に描きやすいじゃないですか。
空想力があると、異世界ものの漫画をつくるときにも、自分のオリジナルな空想世界を交えて世界観を作ることができます。
空想力が広がることで漫画やアートのアイデアが浮かびやすくなり、作品として生み出すことができるのです。
空想して物語を作るというのは、偉大な能力です。
だから空想を大切にして、自分だけの壮大な空想世界を築いていきましょう!
大地と理香の物語をブログで再開!
このたび粕川は長年空想してきた「大地と理香の物語」を、このブログで漫画アート化しようと思います!
このブログではいろいろな漫画を連載してますが、その中の一つとして「大地と理香の物語」も始めていこうと思います!
以下記事には、「大地と理香」の構想が降りてきたひらめきの体験談を書きました。
漫画アート芸術家が、8歳のころから続けてきた空想の物語、大地と理香の活躍を描いていきます!
「大地と理香の物語」の1ページ紹介用漫画が見たい方は、以下の画像かリンクをクリックしてください♪
「大地とリカ」の物語誕生過程は以下記事に書きました。