漫画が描けないんだけど、どうしたらいい?
描きたい漫画はあるのに中々描けないもどかしい思い。
分かりますよ、 僕も経験ありますから。
漫画が描けないというのは絵が描けないのか、物語が書けないのか、キャラクターが作れないのか?
色々あるでしょう。
どれが作れなくても、全然問題なく漫画は描き出せるのです。
ここでは漫画が描けない人へ向けて、マンガを描けるようになるための大切な心得を書きます。
漫画が描けない人は、何でもいいから描ける漫画を描きはじめること!
これが答えです。
いや、漫画が描けないのに描けってどういうこと?って思うでしょう。
何か凄い漫画作品を作ろうなんて意気込んでませんか?
上手くて面白い漫画を描かなくてはいけないと思い込んでませんか?
漫画をまだ描けない人が、いきなり凄い傑作を作れるわけがないのです。
絵も物語もキャラクターも、今できるもので描いちゃえばいいのです!
まずは今できる一番低いハードルの漫画から描きだしていきましょう。
まあそんなことについて書いていくので、どうぞ最後までご覧になっていって下さい!
Contents
漫画が描けないという前に今描ける漫画制作を始める
漫画の描きかたに正解はない。
例えば売れっ子漫画家として雑誌で人気を勝ち取るのなら話は別。
でも趣味で漫画を描いてみたいって思うのであれば、現時点で一番ハードルの低い漫画を描き始めるのが最善です。
物語漫画がダメなら四コマ漫画でも1コマ漫画でもいいんですよ。
「いや、でも漫画制作そのものが分からないから…」と思った方。
確かに漫画制作には順序がある。
絵や構図やコマ割りなど色々考えるべきことはあります。
でもまだ漫画が描けない段階で難しく考えて描けなくなるくらいなら、いっそのことすぐ描きだしちゃえばいい!
物語が浮かばないなら、昨日の自分の一日を漫画にしてみるでもいいんですよ。
友達から聞いた面白い話を漫画に描くだっていいわけです。
絵が描けない?
そんなもの棒人間でいいんですよ!
絵なんてものは描いてく内に上達するもの。
何も漫画を描いていないのに、絵が描けないなんて考えても時間の無駄。
落書きでもいいから、今描きだせる漫画を描き始めて下さい。
鉛筆でもシャーペンでもボールペンでも、画材は自由。
本格的な画材は漫画に描き慣れてから購入しても遅くありません。
キャラクターが思い浮かばないなら、自分を主人公にしましょう。
あなたが気に入ってる異性を登場させてもいいんじゃないですか。
漫画のキャラクター?それはおれのことよ!
漫画の物語が思い浮かばないなら、行き当たりばったりでテキトーに作ればいいんです。
漫画を描けないなんて止まらないで、まずは今できる漫画を描きだすのです。
仮に自分が描いた漫画が人に笑われてもいいんですよ。
あなたが漫画を描きたいと思った。
その気持ちが確かなら、ストレートに漫画を描く。
描き続ける。
絵もキャラクターも物語も、強引でいいから作るんです。
これをくりかえす中で、徐々に絵や漫画の勉強を進めていくと良いでしょう。
初めてのことに挑戦するとき、完璧を求めようとする人がいるかもしれません。
でも完璧なんて状態は、一生こないです。
今この瞬間に、あなたが出来る最善を尽くせばいい。
落書きでもいいから絵を描き、いきあたりばったりでいいから物語を作るんです。
この思いでぶっちぎるように、好き勝手に漫画を描き始めて下さい!
なぜ僕は、強引にでも漫画を描き始めようとすすめるのか?
それは…
僕もあなたと同じような時期があったのです!
漫画が描けない小学校1年生がやみくもに描いたマンガ
僕は小学校1年生(7歳)のころに初めて漫画を描きました。
タイトルは「ハイパーZ」。
漫画を描き始めたとき、僕は漫画の描き方なんて何も知らなった。
でも漫画を描きたいという思いだけはあったのです。
だから漫画は描けないけど、とりあえず描いてみた。
もちろん絵なんて子供の落書き。
でも、この一歩があったから今まで漫画を描き続けてこれたのです。
もしも漫画が描けないという理由で漫画を描いていなかったら、今の僕はないでしょう。
だから漫画が描けないと悩むよりも、現時点で描ける漫画をすぐに描きだそう!と言えるのです。
では小学校1年生の時に僕がどんな漫画を描いていたのか?
ここで「ハイパーZ」の内容を軽く書いてみましょう。
忘れもしない小学校一年生のとき
ドラゴンボールZの自由帳に鉛筆で描いていた漫画「ハイパーZ」。
「ハイパーZ」は、人々を困らせる悪の怪人を倒すために、少年がハイパーZに変身して戦う物語。
以下がハイパーZ第1話のエピソードです。
主人公の小学生は学校の帰り道をひとりで歩いている。
ぶにゅ!
主人公は何やら柔らかいものを踏んでしまったようだ。
「なんだ?」
主人公が足元を見るとそこには…
でっかい「うんこ」があった!
主人公はうんこを、まきぐそを踏んでいたのだ!
しかもうんこから妖精の女が出現した!
うんこの妖精は主人公に使命があると言いだし、ハイパーZに変身するアイテムをくれた!
街には凶悪な怪人が現れて人々を苦しめていた。
主人公はうんこの妖精からもらったアイテムで、ハイパーZに変身して敵と戦う生活が始まったのである!
なんという脈絡のない話だろう…
こんなもんですよ、初めて描く漫画の内容なんて。
こんな内容でもいいから、漫画を描きだしてみるんです!
漫画は描いたら、人に読んでもらいましょう。
漫画は人に読んでもらって、はじめてその存在価値を得るのです。
当時僕が描いた漫画は、学校のクラスメートが読んでくれるようになりました。
僕はこれがきっかけでその後も漫画を描くようになったのです。
ハイパーZの物語を見れば分かるように、物語もキャラクターも支離滅裂。
しかし漫画の描き始めなんてこれでよいのです!
まずはどんな作品でもいいから描き始めることが大切なのです。
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漫画が描けないときは強引にでも描いて創作の面白さを知る
僕はこれまで「漫画を描きたい」という人を何人も見てきたけど、その中で本当に漫画を描きだした人はほとんどいなかった。
彼らは描きたいという意欲はあるけど
●絵が描けないから
● 物語をどう漫画にしたらいいか分からない
● キャラクターが作れない
などの理由をつけて前進するのをやめてしまう。
何かを始めるとき障害となるのは、「それを始めるための技術や知識」がないという先入観な気がします。
しかし僕が漫画を描きだしたとき、漫画の描き方なんて全然知らなかった。
ただ何か漫画を描いてみたいという欲求だけがあり、それを行動に移したのです。
技術や知識は大切だけど、それがないことが原因で行動が止まってしまってはしょうがない。
漫画を描けないと思う人は、今描けるマンガを探して描き始めること。
頭の中にあるイメージを行き当たりばったりでいいから漫画にするのです。
「創作することの面白さ」を体感として知ることが第一です。
知識や技術は、漫画制作を継続するなかで培っていけばいい。
漫画の描き方なんて自分で作り出すって姿勢のほうが、作品にもあなたの個性が出るような気がします。
創作の基本は「自由に作る」こと。
頭の中でモヤモヤ浮遊するアイデアは、漫画にされるのを待っている。
漫画を描きながら、漫画創作について学んでいきましょう。
絵は落書きでも棒人間でもいいのです。
物語もキャラクターも行き当たりばったりでいいのです。
まずは今描ける漫画を描きだすこと。
ここから、漫画創作は始まります。
漫画が描けない人へ向けたメッセージ動画
漫画が描けない人へ向けて、この記事に書いた僕なりの考えを動画にしました。
興味のある方はぜひご覧ください♪
漫画の描き方が書かれた本では以下がおススメです。
キャラクターの作り方から企画の立て方、プロット、ネームの作り方など漫画を創作する上で大切なことが書かれています。