マンガアート芸術家

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人生遍歴

独学で絵画と漫画と音楽活動にのめり込んでいた自称芸術家

投稿日:2017年5月1日 更新日:

僕は高校を卒業してすぐの18歳のとき、芸術と出会う。

これをきっかけに僕は絵画を知り、自称芸術家を名乗って独学で制作活動を始めた。

それまでの僕は下手のよこ好きで漫画を描き、ギターや歌の練習をしていた。

ここに絵画が入ってきたのだ。

この記事では絵画や漫画制作などを独学で学んでいたころに筆者が考えていたことを、人生遍歴をふまえて紹介していこう。

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父に油絵道具一式を買ってもらう

油彩画のパレットの画像
油彩画のパレットの画像

父は昔から骨董、美術など芸術の類が好きで、僕が絵画に目覚めたのが嬉しかったのだろう。

父に油絵道具一式を買ってもらった。

僕は今だにその時の道具を使っている。

父方の祖父は習字の先生をやっており、趣味で写真も撮る人だった。

どうやら僕は、祖父の芸術の血を受け継いだようだ。

祖父と自分を描いたイラストの画像
祖父と幼い頃の自分を描いたイラストのペン画

18歳までの僕は、絵の勉強やデッサンなどをまともにやったことがなかった。

小学校3年生の頃に描いた絵が入賞したり、中学の時美術の試験で僕の描いた絵が模範解答として使われたことはある。

しかしぼくは特別絵が上手いわけでもなく、むしろ絵に苦手意識を感じていた。

そんな筆者が絵画と出会い、本格的に絵の勉強を始めることになる。

しかし僕の場合、多くの人がやるのと違うことをしていた。

筆者は、独学で絵を学んだのだ。

自称芸術家はいかに独学で絵を学んだのか?

僕は図書館へ行き、絵の描きかたに関する本をたくさん借りてきた。

またはそういう本を購入し、練習を重ねていく。

例えばデッサン、クロッキー、遠近法、水彩や油彩の描きかたなどの本を読み、実践した。

絵を描くための基本的な知識は、書籍からでも十分学べる。

ちなみにファンゴッホも絵画を本格的に始めたとき、独学だった。

ゴッホは「バルグの教則本」というデッサンの描き方が書かれた本を読みながら、描くことによって練習した。

必ずしも絵を学ぶとき、独学をする必要はない。

信頼のおける先生に教えてもらった方が早いかもしれない。

しかし僕の場合、絵の描き方を自分の力でつかみたかったという思いがあった。

自然こそが絵の最良の師

線路のある風景の画像

ぼくは当時、歴史に残る芸術家の事など様々な本を読んでいた。

その時セザンヌやレオナルド・ダ・ヴィンチ、ファン・ゴッホといった画家が「自然を師として絵を独学で学んだ」ことを知って感銘を受けた。

また僕自身自然を愛する人間だったので、自然を師として絵を描いていたのだ。

自然を師にして絵を描くとは、自然を前にしてスケッチなどを行うこと。

実際に自然を前にして、どう描けばいいかを考えるのだ。

学校に行けば、絵の先生に描きかたなどを教えてもらえる。

しかし絵の描き方は、学ぶ方法がたくさんある。

重要なのは絵を描く力を付けつつ、自分だけの表現世界を見つけることにある。

最高の芸術作品である自然を観察し、描くことで学ぶことの方が、より得るものが多いと感じた。

多くの人は自然と聞いた時、なんてことはない風景くらいにしか考えないだろう。

しかし芸術家の目で自然を観察する時、そこには驚くべき神秘がある。

例えば小道に生えている葉っぱ。

草のある画像

何でもない日常の風景でしかない。

しかしなんでもない葉っぱを注意深く観察してみよう。

なんと精妙で、美しく、生命感にあふれていることだろう?

植物は水と二酸化炭素を吸収し、酸素と炭水化物を生成する。

酸素は人間が生きていくために欠かせないもの。

葉っぱは、人間が生きていくために重要なものを作ってくれていたのだ。

こう考えた時、僕は葉っぱに不思議を感じた。

そして葉っぱや石、大木や森など、自然に属するものをスケッチするようになる。

風景をペンで描いた画像
筆者が描いたスケッチ

ぼくは以下のような方法でスケッチをした。

①スケッチブックを持って外を歩く

②気になったモチーフを見つけたらどこかに腰かけてスケッチを行う

③石や枯れ枝なら、持ち帰って家で描く

自然の多い公園へ行き、座って絵を描いていたのだ。

絵を描く時、大地より生まれてきたものを描くようにしている。

例えば樹木や花や雲や海などだ。

コンクリートや建築物など、人工的なものをモチーフに選ぶことはあまりない。

僕は大地に根差した、より生命的なものに感動を覚えるのだ。

大量生産された人工物を、わざわざ描きたいという衝動が湧かない。

ファンゴッホやセザンヌも「自然こそが偉大なる師である」というたぐいの事を言っている。

僕も同感だ。

車を描くくらいなら、川のせせらぎを描きたい。

つまりは、生命感なのだ。

大地より生えたる生命…樹木、川、動物、石、森、人間、太陽、風や虹、昆虫など。

生命あるものを描きたい。

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人生初の油絵を18歳の頃に描く

僕は父に買ってもらった油絵道具を使い、油彩で絵を描きだすようになる。

静物、人物、風景など色々なものを描いた。

僕は絵を描く時、一ジャンルに絞って描くようなことをしたくないと思っていた。

なぜなら僕にとって絵を描くとは、自己を表明する事だから。

絵のスキルを上げるために、特定のジャンルの絵に特化して描くという考え方ではない。

僕は表現者であり、自分が感動したものを描くのだ。

それが風景だろうと、動物だろうと、物語だろうと。

そんな流れで18歳の頃、はじめて油彩で自画像を描いた。

18歳の時に描いた自画像
18歳の時に描いた自画像

この絵は、あまりにも未熟だ。

でも、それでいい。

未熟な姿をさらそう。

なぜなら絵画は、漫画は、人生は「過程そのもの」だからだ!

未熟な状態から成長していく過程そのものを、作品と呼ぶ。

上の絵は未熟だけど、確かな歩みの一歩。

今この瞬間も、通過点に過ぎない。

過去に描いた未熟な絵は、人生の刻印と言える。

生命の偉大な足跡である。

だから僕は下手な絵も迷わずのせる。

その積み重ねが僕の人生であり、芸術の刻印だから。

絵が完成することは生涯ないだろう。

モナリザでさえ、未完の作品なのだ。

もしも画家にとって作品が完成する時があるとすれば、絵描きが死んだ時に完結するだろう。

画家の人生の軌跡全体が作品であり、その一瞬を切り取ったものが絵画なのだ。

表現者は人生全体で作品を作るのだ。

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漫画を描いたり楽器を弾いたりしていた

週刊少年ジャスト,13号,表紙
週刊少年ジャスト13号の表紙

絵画を描く一方で漫画を描いたりギターを弾いたり、歌の練習もしていた。

当時ぼくは高校時代にクラスメートと一緒に作った雑誌「週刊少年JUST」に、漫画を連載していた。

その時に描いていたのが「変身!ドクロイダー」。

変身ドクロイダー,7話

変身…ドクロイダー!ってな感じで天童大が変身する。

おれがドクロイダーに変身するんだ♪

僕は後年「変身!ドクロイド」という漫画で、中国で配信されるweb漫画家としてデビューすることになる。

楽器を弾いたり歌の練習もしていた

音楽では1960~1970年代の洋楽ロックが好きなので、ギターや歌の練習をしていた。

特に僕はローリングストーンズが好きだから、ジャンピンジャックフラッシュやホンキートンクウィメン、ブラウンシュガーなどをしょっちゅう弾いていた。

友人とカラオケに行けば洋楽ばかり歌うし、誰かとスタジオでセッションをすればキースリチャーズ(ストーンズのメインギタリスト)になったつもりでギターをかき鳴らす。

アンプから大音量で流れる、ジャンピンジャックフラッシュのリフは最高だ!

なぜ僕が、そのまま音楽活動をしなかったのか?

音楽は聴くのも演奏するのも大好きだ。

しかしどうしても、音楽が浮かんでこなかった!

漫画や絵画のアイデアはうなる程出てくるのに、曲に関しては全く出てこない。

さらに僕は創作活動をする時、グループを組んで活動することに興味が湧かなかった。

絵画や漫画のように、個人で完結する表現者だったのだ。

そのため複数人で集まって活動する、バンド形態が合わなかったのである。

一人で音楽活動をしたいとは思えなかった。

そんなこともあり、今では音楽活動はやっていない。

今だにミュージシャンに対する憧れは強くある。

自分が音楽を生み出せないので素晴らしい曲を創作したりプレイできる人に、崇敬の念すら感じるのだ。

この時期、音楽活動をやっていて良かったと思う。

なぜなら音楽を絵で表現する方法を学ぶことが出来たからだ。

音楽はただ聴くだけでなく、絵画表現に転化させることが出来る。

絵画や漫画にのめりこんでいた自称芸術家の最後に

絵画や漫画制作などを独学で学んでいた、自称芸術家の日々。

そんな独学をする生活の中で、僕にはある後悔が生まれた。

もうどうしょうもない程の後悔だった。

過ぎ去った人生は取り戻しようがない。

でも何としても叶えたい願望が、その時に生まれたのである。

あるアニメを観ている時に!

それは何か?

筆者の人生遍歴の続きは以下の記事に載ってるぞ

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