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絵の描き方 自作の四コマ漫画

漫画のペン入れをする順番~「UFOの中身」第68話

投稿日:2017年11月14日 更新日:

本日の記事は以下に紹介する四コマ漫画の制作風景をもとに「アナログで漫画を描く際のペン入れの順番」について書いていこう。

それではまず四コマ漫画をご覧ください。

 

バカオ 四コマイラスト トップ画像

UFOの中身

四コマ漫画の最後に出てきた謎の生物が何かについては記事の最後に答えが出てくるぞ!by粕川

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漫画のペン入れについて

ペン入れ

 

漫画のペン入れとは、原稿用紙に描かれた下描きにそってペンを入れていくことだ。

僕は漫画のペン入れを行う時、Gペンと丸ペンのみで描いている。

Gペン&丸ペン

 

ペン入れは上のようなつけペンでなくとも、コピックライナーなどでも行える。

つけペンに慣れていない人はコピックライナーの方が描きやすいだろう。

コピックライナーはつけペンに慣れていない人にとって描きやすいぶん、線の個性は出しづらいけど。

コピックライナー

 

つけペンでペン入れを行う時、インクや墨を使う。

墨

漫画を描き始めて間もない人はペン入れをする際インクをこぼしたり、生乾きのインクに腕がこすって原稿を汚してしまうこともあるだろう。

 

・原稿は出来るかぎりキレイに描きたい
・また漫画制作は時間がかかるので効率性も意識してペン入れが出来るようになりたい

 

そんな時に役に立つ漫画を描く際のペン入れの順番について書いてこう。

 

漫画のペン入れをする順番

粕川の場合、第一にそのページのコマ枠すべてをペン入れするようにしている。

コマ枠を先に描いておく事でペン入れをする範囲が分かるので、絵を描く際の迷いがなくなるのだ。

例えば読み切りものの漫画を描くときはまず初めに漫画のコマだけを定規とカラス口という道具を使って全ページ清書していく。

 

全ページのコマ枠を清書したうえで初めて絵のペン入れに入る。

 

ペン入れをするときに注意すべきは「乾いてないインクに触れて原稿用紙を汚さない」こと。

原稿用紙を汚さないように絵を描くためにもペン入れをする順番を知る必要がある。

 

例えば以下の原稿用紙にペン入れをするとしよう(コマ枠はすべてペン入れしてある事が前提!)

漫画 鉛筆

 

右利きの人がこの原稿用紙にペン入れをする場合、以下の矢印の流れでペン入れをすると安全で効率的に作画が出来る。

矢印あり 漫画 鉛筆

なぜ矢印の流れでペン入れをするかというと、右利きの人が先に右側のペン入れを行うと左側の絵を描く時に生乾きのインクをこすって原稿を汚してしまう危険があるからだ。

 

なので右利きの人がペン入れを行う時は左上から右下に向かって絵を描いていくと良い。

左利きの人であれば逆の方向、右上から左下に向けて描くようにする。

 

矢印の流れにそって、時々の優先順位に従って描くコマは決めていけばいい。

この流れでペン入れを行う事でスムースに作画が行えて、原稿をよごさないように描くことができる。

 

また漫画のペン入れをする時は原稿と手のあいだにティッシュや紙を置くことで、手のこうの汚れで原稿を汚すことが防げる。

僕は以下のように原稿と手のあいだにコピー用紙をおいてペン入れをしている。

ペン入れする時

 

 

 

ペン入れをする順番~要素をまとめて描く~

UFO中身 ペン入れ 四コマ

これは今回の四コマ漫画で僕がペン入れを行っていた制作途中の画像である。

 

漫画を描いていない人は漫画というのは「1コマごとに描きこんで完成させて、次のコマを描きだす」と考える方がいるかもしれない。

 

しかし効率良くペン入れを行いたいのであれば、1コマずつ完成させていく描き方はやめた方が良いだろう。

というのはキャラを描く時、背景を描く時でgペンや丸ペンを持ち変えるのが面倒だ。

また定規などで効果線を入れるとき、描いた絵のインクが乾くのを待っているのも時間がかかる。

 

ペン入れをする時は、ページ内の描ける要素をまとめてペン入れを行うようにしよう。

 

粕川流のペン入れの順番は以下の通り。

1.コマ枠を全て描く
2.ページ内のキャラクター、吹きだし、擬音だけをまとめて描く(gペン)
3.ページ内の背景や、アイテム、細かい質感などをまとめて描く(丸ペン)
4.最後に効果線などをまとめて描き、ベタも塗る(gペン、丸ペン、筆ペン)

 

ちなみにベタとは指定された部分を黒く塗りつぶすことをいう。

ベタ

⇒漫画制作におけるベタ塗りのコツについて書いた記事はこちら!

 

つまり一度gペンを持ったらgペンで描ける部分は全て描き、丸ペンを持ったら描けるところはまとめて描く事で、ペンを持ちかえる手間がはぶけて効率性につながるのだ。

またこの流れでペン入れを行うと絵を描いている間にインクが乾いてくるので、生乾きのインクに触れて原稿を汚すことも少なくなる。

そして集中線などの効果線を描く時もページ内をまとめて行うので、1コマずつ完成させるよりは作業がスムースに進む。

 

ペン入れの方法に決まったやり方は存在しないので、自分の一番描きやすい方法で行うのが一番だ。

しかしペン入れに慣れてきて、もっと効率的に漫画を描きたいなと思った時は上のような方法でペン入れを行ってみるのも良いかもしれない。

 

四コマ漫画のUFOの中身は何だったのか?

今回の四コマ漫画の目玉は「UFOの中に入っているのは何か?」というネタだった。

 

では四コマ目に出てきたこの謎の生物は何だったのか?

UFOの中身

これは粕川のアート作品によく登場するアイコン的存在「大地より生えたる者」である。

 

大地より生えたるもの

これは大地より生えたる者を油彩で描いた作品だ。

僕は「大地より生えたる者」というテーマで連作を行っており、漫画やアートの中に度々登場させている。

 

僕はこのようにして一つのキャラクターを漫画と油絵の中で描く事により、「漫画とアートをリンクさせた創作」を行っている。

 

今はまだ実験途上だけど、最終的には漫画とアートを融合した何か新しい表現を生みだしたいと思っている。

 

とまあそんなこともあり、今回は「大地より生えたる者」をUFOの中身としてオチに使った四コマ漫画なのであった。

 

まとめ

漫画のペン入れをする際は右利きの人であれば、左上から右下に向けてペン入れをしていくと安全かつ効率よく作画ができる。

矢印あり 漫画 鉛筆

左利きの人であればこの逆の順番でペン入れをしていこう。

 

またペン入れをする際は要素ごとにまとめて描いていくと効率よく作画が行える。

1.コマ枠を全て描く
2.ページ内のキャラクター、吹きだし、擬音だけをまとめて描く(gペン)
3.ページ内の背景や、アイテム、細かい質感などをまとめて描く(丸ペン)
4.最後に効果線などをまとめて描き、ベタも塗る(gペン、丸ペン、筆ペン)

 

漫画を描き始めの頃は一コマずつ描いていくので精一杯かと思うので、慣れてきたら上のような方法を使って作業の効率化を図ると良いかもしれない。

 

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すず
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粕川裕康/漫画アート芸術家。漫画描きと油絵描きをしており、二つ合わせて漫画アート芸術家!/漫画とアートを組み合わせた創作活動をしています。

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