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ゴッホが愛したイエローの魅力!手紙に書かれたクロームイエローの感動

投稿日:2016年11月30日 更新日:

ゴッホ,イエロー

 

ゴッホといえばイエロー(黄色)。

ゴッホはクロームイエローを使って幾多の傑作を描いた。

僕もイエロー(黄色)の絵の具が好きなので、ゴッホがイエローを使いたくなる気持ちが分かる。

 

イエローは明るく、無邪気で、活発的な色。

太陽やひまわりをイメージさせ、見るだけで心がウキウキする色。

 

この記事ではゴッホが愛したイエローに関する感動的な手紙の言葉と、イエローの魅力について書いていこう!

 

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ゴッホの手紙に書かれたイエローの魅力!

ゴッホはその生涯で700通以上の手紙を残している。

ゴッホの手紙のなかで彼が使ったイエローに関するとても印象深い言葉があるので、以下に記しておこう。

 

「この太陽、この光、どう言ったらいいのか良い言葉が見つからないから、ただ黄色、薄い硫黄の黄色、薄い金色のレモンという他はない。

この黄色が実に素晴らしい。

ああテオ(弟)、君がいつの日か南フランスの太陽を見て僕と同じように感じてくれたらいいと思う」

~ファン・ゴッホ

僕はゴッホのイエローに関する手紙を読むとき、いつもすさまじい感動を受ける!

ゴッホがイエローに対して持っていた感動、魅力が言葉にあふれていて、胸を打つのだ!

 

上に挙げたイエローに関する手紙は、ゴッホが弟に当てて書いたもの。

上の手紙は1888年、ゴッホが南フランスのアルルに滞在していたときに書かれた。

ゴッホはアルルで自分の表現を見出し、黄色をふんだんに使った油絵を量産するようになる。

 

そんなイエローを使って絵を描く喜びにあふれたゴッホを感じさせる手紙だ。

 

ではゴッホが愛したイエローとはどのような色なのだろうか?

 

色の三原色におけるイエロー

ロイヤルターレンス社

 

絵の具で全ての色を作るための基本となる色が三つある。

赤、青、黄。

この3つの色を、色の三原色という。

 

赤と青を混ぜると紫、赤と黄色でオレンジができる。

青と黄色で緑が出来る。

 

ここに明度色である黒と白を加えると、あらゆる色が再現される。

 

人には好きな色があるだろう。

色にはそれぞれイメージがあり、青なら落ち着いたとか赤なら情熱的など印象を持っている。

 

赤、青、黄という他の色と混ぜても作れない色を一次色という。

紫、オレンジ、緑という色を混ぜて生まれる色を二次色という。

 

ゴッホも「色彩はそれ自体で何かを表現する」といったように、色はそれぞれの意味を持つ。

色には彩度を持つ有彩色(赤、青、黄など)と彩度を持たない無彩色(黒、グレー、白)がある。

 

彩度にも幅があり、ゼロに近づくと無彩色調になり、彩度が高くなると強烈な色となる。

再度が強いというのは鮮やかな色ということ。

 

色それぞれにも彩度の幅があって、紫の最高彩度は低い。

そして一番彩度の強い色が黄色である。

 

黄色は派手な色といえるかもしれない。

よく道路で真っ黄色の車を見かけるととても目立つが、黄色は視認性の高い色だと言える。

 

黄色といっても様々な諧調の黄色がある。

渋いイエローオーカーから、オーレオリン、ネープルスイエローやレモンイエローなど多数ある。

 

僕は明るくて彩度が最高に強い黄色が好きだ。

黄色を見ると心がワクワクするし、何より黄色からは無邪気さを感じる。

やんちゃな、子供っぽい無邪気な色。

 

黄色は人に元気を与えてくれる色だと僕は思っている。

 

ゴッホが愛したクロームイエロー

後期印象派に属するオランダの画家フィンセント・ファン・ゴッホはイエローが好きで、作品の中でもたくさん使っている。

有名な夜のカフェテラス、ひまわり、太陽のある種まく人など、その印象的な黄色の使い方はご存知の方も多いだろう。

 

ファン・ゴッホは気難しそうな変わり者というイメージがあるけど、実際は黄色が意味するように無邪気で純粋、明るい人柄だったというのを伝記で読んだことがある。

ゴッホの心の中心部には、黄色のような明るい開放性があったのだろう。

 

ゴッホは絵画という自己表現においてはありのままの自分を表現して、あのような強烈な黄色が生まれたのだと思う。

 

ゴッホは黄色の使い方にこだわった。

ゴッホも彩度の高い強烈な黄色が好きで、いかにして黄色の色味を強調しようか考えていたらしい。

 

ゴッホはひまわりをクロームイエローという絵の具を使って描いていた。

 

クロームイエローは人体に対して毒性があり現在では製造中止されている。

しかしゴッホの時代、クロームイエローは、とても強い黄色みをもつ絵の具だった。

 

損保ジャパンにあるひまわりは初め白を塗って、その上からクロームイエローを塗って描かれたという。

これによって黄色の色味を強調することに成功している。

 

ゴッホは色彩に自分の魂を込めていたから、色を鮮烈に表現することはかなり意識していたのだろう。

 

今一番強力なイエローは何か?

ゴッホ,イエロー

ではいま着色力の強い、黄色は何かというとカドミウムイエローという黄色である。

カドミウムイエローは色味が強くて、他の色と混ぜると簡単に食ってしまうほど黄色みが強力。

 

僕はこのカドミウムイエローが好きで、油絵を描くときでもよく使用している。

 

カドミウムイエローにもライトやディープなど色見の微妙に異なる絵の具が存在する。

カドミウムイエローを構成する顔料のカドミウムは、人体に有害なのでうかつに触ることは出来ない。

 

顔料自体が高価だから一つのチューブもそれなりの値段はする。

しかしそれをまかなう十分な魅力をカドミウムイエローは持っておりその表現力は強い。

 

ゴッホの時代にはカドミウムイエローはなかった。

黄色みの強いイエローを好んだゴッホ。

 

もしゴッホの時代に存在していたら、彼はカドミウムイエローを使っていたかもしれない。

 

最後に

ゴッホが愛したイエローについて書いてきた。

 

ゴッホの絵画を見ても分かるけど、色彩はシンプルでいいのだ。

ただ黄色を置くだけで何かを語る。

黄色の隣に別の色を置くと、色は何かを語りだす。

 

表現を難しく考えてはいけない。

表現はシンプルだ。

 

自分に従うだけでいい。

 

色彩は音楽に似ている。

色の調和がハーモニーを生み出す。

 

ゴッホは弟に当てて書いた手紙に、イエローに関する魅力を語っていた。

そしてイエローはゴッホ自身を象徴する色だったのだ!

 

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