漫画アート芸術家

漫画とアートを組み合わせて創作を行う漫画アート芸術家が、漫画の描き方や芸術、創作活動について書いているブログです。

創作活動

漫画アート芸術家が独学で絵を描きだした時に考えていた事

投稿日:2017年2月25日 更新日:

自画像 アクリル画

自画像 アクリル画

 

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絵を独学で学んできた僕がいかにして絵が描けるようになったか

 

僕は18歳の時アートと出会い絵画という表現手段を手に入れた。

それまでは下手のよこ好きで漫画を描いていた所に芸術という新たなる要素が加わったのである。

 

それまでの僕は本格的に絵を描いたことはほとんどなかった。

漫画と言っても落描きに近い殴り書き。

 

高校生の頃描いていた漫画「バカオクエスト」

高校生の頃描いていた漫画「バカオクエスト」

 

しかしアートと出会って変わった。

本気で絵画を作りたいと思ったので絵も基礎からやり直そうと考えたのだ。

 

18歳で本格的に描きだした初のデッサン

18歳で本格的に描きだした初のデッサン

 

絵を描く人はもっともっと若い頃から専門的な教育を受けている人もいることを考えれば、僕の決断は遅い部類に入るだろう。

 

ではそんな僕がどのようにして絵を学んでいったのか?

ろくに絵が描けない状態からいかにして描けるようになったかを書いてみる。

 

 

絵を独学で学びだした


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漫画を小学校一年生の頃描きだした時もそうだけど、

絵画を学びだすときも僕は独学で始めた。

 

絵画でも漫画でも表現をする時に答えというものはない。

表現は誰かに教えてもらうものではないのだ。

 

誰かに自分の表現の答えを教えてもらおうとしている限り見つかることはないだろう。

なぜか?

 

何を表現すれば良いかを知っているただ一人…

それは自分をおいて他にないからだ。

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あなたは自分が何を創造したらいいか迷ったことはないだろうか?

そして誰か先生みたいな人を見つけてその人に答えを授けてもらおうとはしていないだろうか?

 

しかし表現は数学ではないということを知ってほしい。

 

 

1+1=2は数学の決まり事だろう。

 

しかし表現においては必ずしもそうならない。

 

表現においては

1+1=「向こうから巨大化したバカオが納豆星人と一緒にやってきたー!!!」

が成立する世界なのである。

バカオ表紙

バカオ

何が言いたいかというと、答えは人の数だけ存在するということ。

それも問いに対してものすごく外れた回答を個性として見ることができる。

 

長い間学校教育で洗脳されてきた僕たちにとって皆と外れた思考をすることに躊躇を感じるかもしれない。

しかし表現するとは嘘偽りないあなたを打ち出すことに他ならない。

 

そのような時あなたと他の人とが違えば違う程個性は浮き彫りになる。

そして個性こそ表現における最大の武器である。

 

だからあなたは本当のあなたを率直に打ち出すべきなのだ。

 

いや、そんな突飛な個性なんて自分にはないと思ったのなら

それが個性である。

 

尖ったところのない平安な要素があるならば、

正直にそれを打ち出せばいい。

 

どんなパーソナリティでも真実のあなたを表現する。

その手段が絵画であり、漫画創作であると僕は思っている。

 

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なので絵を描くとき誰か先生について教わろうとは考えなかった。

しかし僕の中で勝手に先生と決めた人たちはいた。

 

それがフィンセント・ファン・ゴッホであり

ミケランジェロやジョン・レノンだった。

 

 

絵の描き方の教則本で独学を始めた


木炭で描いた石膏デッサン

木炭で描いた石膏デッサン

 

僕はまず絵の描き方に関する本を読んで独学で絵を描きだした。

 

と同時に天才芸術家たちがどんな風にキャリアを作っていったのかについて研究した。

 

 

例えば革新的な表現を生み出したファン・ゴッホやセザンヌ、

ピカソ達は自分のスタイルを確立する以前にたくさんの写実的なデッサンをしている。

 

僕はアートと出会って絵と真正面から向き合った時、無性にデッサンをしたい衝動に駆られていた。

 

やっぱり絵画と言えば木炭デッサンで彫刻を描くようなイメージに憧れていたのかもしれない。

今でも木炭デッサンは大好きだし、写実的な絵を描く練習はしている。

 

そんな中で自分が愛する芸術家が活動の初期の頃からたくさんデッサンをしていたという事を知ったものだから僕も夢中になって絵を描きまくった。

 

手のデッサン 鉛筆

 

当時の僕は闇雲に絵を描いていた。

しかし闇雲に絵を描きまくる時期も大切である。

 

絵はとにかく描くことで目と手を鍛え、習慣に落とし込むことが重要だ。

その上でデッサン教則本などの知識、技法を

取り入れていくと成長する。

 

量はやがて質に転化する。

もったいぶって描かないというのは間違いである。

 

缶のデッサン 鉛筆+木炭

缶のデッサン 鉛筆+木炭

 

絵を描くことが好きなのならあたりかまわず一切を描くつもりで紙に向かうのだ。

 

自分の目が捉えたもの全てを描くという信念を持つ。

描き、描く中で考え、描くことで自分を表明する。

それが芸術家じゃないか。

 

僕は上のような考えで夢中になってデッサンを始めた。

リンゴのデッサン 鉛筆

リンゴのデッサン 鉛筆

 

石膏を描いたり、身近なものを描いたり、有名画家の絵の模写をしたりもした。

色々なものを描くことで、対象を描き分けるコツというものがつかめてくる。

 

色々な絵を描いていると自分がどういう傾向のものが好きなのかが分かってくる。

僕もたくさん描く中で自分が表現したいものが何なのかに気が付く瞬間があった。

 

18才の当時描いたデッサンの中から印象深い一枚をご紹介しよう。

 

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これはフィンセント・ファン・ゴッホが描いたデッサンを模写したもの。

ゴッホはこの絵をデッサンと油絵で描いている。

 

昔からこの絵が好きで、どういう意図で描かれたのかを探りたくて僕も描いてみることにした。

すると描く中で自分が描きたい方向性というものを発見した。

 

 

それは人間の魂を描きたいという事だった。

 

この悲しみに打ちひしがれるおじいさんのどこが気に入ったのか?

 

それは迫真の感情表現にある。

悲しみをこれほど誠実に表現した絵も中々ないのではないか。

 

悲しみが好きだというわけじゃない。

僕は楽しいことが好きだし幸福に生きようと思っている。

 

しかしゴッホが描いたこの絵がかもし出す偽りない感情表現に心を打たれた。

 

僕は漫画では幻想やありもしないことを描くけれど、絵画においては人間の魂に迫る真実な何かを描きたいと思っている。

 

奇妙奇天烈な漫画に対する対立軸としての絵画。

 

例え森を描いたとしてもそれが単なる風景画ではなく、

自己を森に象徴させて表現したい。

 

油彩 「幻想の森」

油彩 「幻想の森」

 

ゴッホは周りの人たちにあまり理解されず経済的苦境の中で精神を病んだ芸術家だ。

苦悩の人生を生きる中で、一つの表現としてあのおじいさんの絵を描いたかもしれない。

しかし僕はこう感じている。

 

ゴッホはこの上なく幸福な芸術家であったと。

なぜなら芸術家にとって最も幸福なことは揺るぎない自己の表現を確立し、それによって永遠な作品をたくさん生み出すことにあると思うからだ。

 

 

悲しみに打ちひしがれるおじいさんの絵は、その感情があまりに真剣すぎて胸を打つ。

 

しかし人間感情を、そして自らを率直に表現しようとした画家ファン・ゴッホに僕は大きな感銘を受けたし、ここに自分の軸を置いて表現をしていきたいと思っている。

 

 

描いた絵は人生の軌跡


静物 鉛筆+木炭

静物 鉛筆+木炭

 

僕は明確に言おう。

あなたが描く全ての絵が、あなたの足跡であると。

 

本格的に描いた絵画も、殴り描きもスケッチもすべてがあなたの表現であり、生きた証。

 

キチンと形になったものだけが作品なのではない。

それらが作品なのは当然で、むしろその裏にある何百、何千枚ものクロッキーとかスケッチ、落描きの類もまぎれもなく作品と言いえる。

 

ドローイング

ドローイング

 

僕は作品というものを大きな視点で考える。

ある時期に描いた一枚の絵というよりは、それを描いた人間の性格を含めた人生の軌跡全体が作品であると。

 

なぜなら絵とはただ紙に描かれたものだけでなく、それを描いた人間の物語、人生全体を包んでいると思うから。

 

絵を描いた人のストーリーや理念を見ずにただ絵だけでは芸術としての絵は完結されない。

 

誰がどういう思いで、なぜそれを表現したのか?

それを生み出すに至った人生の軌跡は何か?

 

これら全てが絵に説得力を持たせ、何がしかの価値を与えるのである。

 

だからただ手先が器用な絵を描くのではなく、そこに

揺るぎないあなたの信念を持ち意図を持って

作品を制作しよう。

 

目をつぶりながら感覚に任せた絵だって立派に作品である。

 

どんなに小さなスケッチでも大切にとっておき、最終的にあなたの軌跡として一堂に集める。

あなたが生き、描いた足跡が絵として展開されるのだ。

 

今日からあなたが手掛けた全ての絵や落描きを大切に保存していこう。

 

 

漫画とアートを融合する画家のまとめ


 

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最後に絵を学びだす時に、必ずしも独学でなくとも良いのだという事をお伝えしたい。

僕にとっては自分で学ぶという事が最善だったけど、誰にも当てはまることではないと思っている。

 

むしろその道に精通した誰かから手ほどきを受けることで

より近道に、効率的に成長できるのならそちらの方が良いだろう。

 

ただ表現の最終的な答えは常に自分の内にあるのだ

誰もあなたが何を描くべきかを知っている人はいない。

そこはしっかり自分と向き合い、確かな答えを導きだすしかない。

 

僕はそれ以降デザイン系の専門学校に通う選択をする。

学校で学ぶという体験を通してもなお、最終的に僕が何を描けばいいかは学校ではなく自分の内にあった。

 

だから上のようなことが確信を持って言える。

 

その辺の人生の流れも今後のブログで書いていこうと思っている。

すず
今日もブログをご覧いただきまことにありがとうございます!

 

 

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粕川裕康/漫画アート芸術家。漫画描きと油絵描きをしており、二つ合わせて漫画アート芸術家!/漫画とアートを組み合わせた創作活動をしています。

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