漫画を描きたい人にとって、何より大切なのが継続力です。
漫画制作を継続することで、漫画作りが自然とできるようになります。
誰だってはじめは漫画を作れません。
だからまずは、今作れる絵と物語で漫画を描けばよいのです。
筆者は2019年時点で漫画制作歴が28年以上あります。
なぜ筆者は漫画制作を28年以上も継続できたのか?
その秘密は、この記事で書きましょう。
この記事では漫画を描きたい人に必要な継続力の重要性や、漫画制作を継続する秘訣に迫ります!
Contents
なぜ漫画を描くのに継続力が必要なのか?
なぜ、漫画を描くのに継続力が必要なのでしょうか?
なぜなら、継続しないと漫画を描くための能力が身につかないからです。
何事もそうですが、継続がものをいいます。
漫画が描きたいと思って制作を始めたとしましょう。
しかし漫画を描くことを継続しなかったら、漫画を描けるようにはなりません。
漫画を描きはじめた当初は絵が雑でも、継続することでだんだん描けるようになります。
漫画制作を継続するペースは、自分のペースでかまいません。
毎日必ず漫画を描くでも、3日に1回描くでも、ペースは問題ではないのです。
どれだけ期間があこうとも、漫画制作を継続してるかどうかが重要です。
漫画制作を継続し始めた当初の筆者の漫画
筆者は7歳のころから漫画制作を始め、現在まで継続してきました。
筆者が漫画表現と出会った運命的な出来事は、以下の記事に書いてあります。
なぜ漫画を描くのか?人生を変えた漫画表現との出会いを激白!
僕が漫画を描きはじめたとき、具体的な作り方なんてほとんど知りませんでした。
しかし知らないなら、知らないなりに漫画を描いてしまえばいいのです。
漫画を描くのに、絵がうまい必要はありません。
物語やキャラクターが作れなくてもかまいません。
絵が描けない人は、棒人間で漫画を描き始めましょう!
棒人間漫画の描き方とは?絵を描けない人は棒人間で漫画を描け!
絵が描けない人はとりあえず棒人間で、桃太郎の話でも描けばいいのです。
はじめは金太郎とか分かりやすい話を棒人間漫画で描き、慣れてきたらオリジナルで作るのです。
筆者は小学校4年生のころ、以下のような漫画を描いていました。
上は当時から好きだった「ジョジョの奇妙な冒険」を元ネタとして考えた「スタンド大冒険」という漫画です。
筆者は漫画の物語が浮かばないときは、名作童話などの話を漫画で描くことがありました。
名作童話なら話がすっきりしているので、漫画を描く事だけに集中できます。
「赤ずきん」2016年~2017年制作の漫画
筆者は小学校のとき、ロックマンや餓狼伝説、13日の金曜日などのキャラクターを使って漫画を描いていたことがあります。
人のキャラクターを自分のキャラと偽って作品と称するのはいけません。
しかし趣味で描くのなら、すでにあるキャラクターを使って漫画を描くのはよい練習になります。
既存漫画キャラの真似でキャラ創作をして気がついたこと
漫画を描くことを継続するためには、とりあえず今描ける絵で描きだすことが大切。
始めの一歩を踏み出さなければ、漫画制作を継続することすらできないですからね。
以下の記事では初心者が独学で漫画を描けるようになる流れを解説しています♪
初心者が独学で漫画を描けるようになる方法を紹介!絵が苦手でもOK
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漫画制作を継続するためのコツは?
漫画制作を継続するためのコツは、漫画を作ることを好きになることです。
漫画を描くのは、大変な作業の部類に入ると思います。
話の構想やキャラクター、物語やテーマ、ネームから作画、セリフや描き文字、最後の仕上げなど、すべき作業はたくさんあります。
はっきり言って、漫画描きは労働者です。
しかしそんな大変な作業である漫画制作を継続できる理由は、漫画を描くことが好きだから。
漫画を描くことが生きる癒しであり、描くことで心に安らぎがやってくる!
筆者はこれくらい、漫画を描くことが好きです。
筆者ほど好きではなくても、漫画を作る作業に対して、好意をもっている方が継続しやすいでしょう。
漫画を描くことを好きになるためには、表現に対して関心を持つと良いと思います。
漫画を描くというのは、自身を表現することでもあります。
何か内に描きたいものがあるから、漫画制作をしますよね。
その内なるものを漫画で表現したいという欲求を強く持ちましょう。
漫画を描いて自己表現する5つの方法とは?漫画で自己を表明しろ!
漫画制作を継続するコツ2:自分に刺激を与えてくれる作品に触れる
漫画制作を継続するためには、漫画で表現したい創作衝動を育てることが大切だと書きました。
漫画を描く表現欲求を強めるために良いのが、感動する作品に触れ続けることです。
映画でも漫画でも小説でもイラストでも何でもかまいません。
心が刺激されるような作品に接するのです。
心が感動すると、やる気がみなぎってくるもの。
例えば筆者は特撮テレビドラマ「キカイダー01」を見たときに、以下のように感じました。
なんていう感動だろう!こんな素晴らしい漫画をいつか作ってみたい!
#キカイダー01 の全話配信がYouTube公式で始まった!
— 漫画アートを作るさすらいの表現者 (@artkasukawa) September 18, 2019
筆者はこの作品を全話見た時の凄まじい感動を今でも忘れない!
1973年放送で特撮ヒーロー最高峰の一つとも感じるこの作品
OPやEDの躍動!
トランペットを吹きながら登場する主人公!
とにかくかっこよすぎるのだ!https://t.co/O5UdoajOIt
感動を体験するから、創作したい欲求が湧いてきます。
べつに感動とか、大げさなものでなくても大丈夫。
心がほっとする、笑える、面白い、夢を感じる…のような感覚だって、筆者は感動だと捉えます。
接することで心が刺激される作品なら、そこには感動があるのです。
そんな作品に接することで自分のやる気を起こし、漫画制作継続の糧にするのです。
感動が創作を行わせる!大好きな作品に触れて創造意欲を爆発させろ!第117話
作品でなく、感動体験でもいいでしょう。
旅をしてみるとか、面白そうな人と会ってみるとか。
これまでしたことのないことをして、自分に刺激を与えてみる。
するとそこで体験した感動を漫画で表現したい気持ちが生まれるかもしれません。
こうして、漫画制作を継続する力が湧いてきます。
特撮作品を見てアイデアを養う?特撮の感動が漫画やブログの種になる
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漫画は描き始めたら最後まで描き切る継続力が大切!
漫画作品を一度描き始めたら、最後まで描き切る継続力が大切です!
漫画はドラマなので、完成した1つの作品があって初めて読まれるし、評価されます。
漫画制作を継続するのは、マラソンを走るのに似ています。
地道なコツコツとした作業をひたすら続けることのできる継続力。
漫画を作る作業を楽しみ、忍耐強く取り組むことで、継続することができます。
漫画制作をする人に多いのが、漫画を描きだしたけど、途中で面白くなくなり作品を放棄してしまう人。
途中で放棄された漫画は、作品ではありません。
最後まで描かれていない漫画は読みようがないし、評価もしようがない。
また作品を途中放棄する人はそれが癖になって、また制作を放り出すようになるでしょう。
これを防ぐためにも、漫画を最後まで描き切る必要があります。
漫画作品は最後の一ページまで描き終わったときに完成します。
当たり前なことだけど、これが出来ない人が意外に多いもの。
読み切り漫画といえども、1つの作品を仕上げるのは労力がかかります。
漫画は描けば描いただけ、絵が上達するもの。
初めに描いた絵と後に描いた絵の画力が変わることで、絵の出来に不満が生じ、作品を完成させる意欲がなくなることがあるのです。
漫画作品を一度描き始めたら、最後まで描き切る継続力を必ず持ちましょう。
漫画は最後まで完成させないと、わからないことがあります。
例えば漫画の仕上げは実際に体験しないと、うまくなりません。
漫画のペン入れをしている途中に作品を放棄していたら、仕上げの部分の能力が上達しませんよね。
漫画を最後まで仕上げ、完成した漫画を読んだときに、「もっとこうした方が良いな」という反省が生まれます。
作品を途中で放棄してると漫画制作の全体像がつかめず、結果的に継続できない状態となってしまうでしょう。
漫画制作を継続するために大切なことは、目の前の一作一作を着実に仕上げていくことにあります。
描いてる途中面白くなくなって放り出したくなるときもあるでしょう。
僕も漫画制作途中に何度も放り出したくなる時がありました。
しかし一本の漫画を完成させることで見えてくる世界があります。
漫画を仕上げるには様々なステップがある。
そのどれにも慣れておく必要があるのです。
試行錯誤することで、自分らしい描き方が発見できるようになるでしょう。
これをやったらいけないんだという事も、体験すると分かります。
昔描いた下手な漫画も重要な記念碑
うまかろうが下手だろうが、今描ける力で1作品を完成させることから、継続力は生まれます。
仮に完成した漫画が駄作でも、それは創作の過程として記念になります。
漫画描きは自分が手がけたすべての作品が、大切なんだということを覚えておいてください。
下手な頃に描いた漫画だって、重要な通過点です。
過去に描いた面白くない漫画だって、貴重な足跡です。
漫画制作を継続するコツは、自分が描いたすべての作品に愛を持つことから始まります。
自分が描いた漫画が好きだから、次の作品を描く意欲が生まれるのです。
そのためにも描くと決めた作品は、完成させましょう。
一つの作品を描き切るのが、漫画制作を継続する重要な要素です。
筆者も昔描いた漫画を現在も継続している
筆者はこのブログで、昔描いた漫画を継続して連載しています。
例えば「変身!ドクロイダー」という漫画は、筆者が2003年ころに描いた漫画です。
週刊少年ジャストという手作り雑誌に連載してた「変身!ドクロイダー」は、2004年ころ一度中断しました。
しかしこのブログで再開することになったのです。
以下の記事では2003年ころ週刊少年ジャストに描いていた「変身!ドクロイダー」を掲載しています。
「変身!ドクロイダー」週刊少年JUST版第1話
また筆者は2010年ころに「変身!ドクロイド~月世界大戦争編」という漫画を描いていました。
「変身!ドクロイド~月世界大戦争編」は、5話描いたのちに続きを描かなくなりました。
これも、途中で描くのがめんどくさくなってしまったのです。
しかし2019年に、筆者はこのブログで「変身!ドクロイド~月世界大戦争編」の連載を再開しました。
2019年に連載を再開した記念のエピソードは以下の記事に載っています♪
変身!ドクロイド~月世界大戦争編第6話 月が舞台になる漫画が2019年連載再開!
なぜ昔描いていた漫画をブログで再開するかといえば、作品を完結させるためです。
漫画は話の最後まで描き切ることで、話のまとめ方や作業量などいろいろなことが学べます。
手を入れてもどうしようもない漫画なら別ですが、これは!と意気込んで描きだした漫画なら、せひ最後まで完成させましょう。
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漫画制作を継続する秘訣は人と比べないことにあり
漫画制作の継続を妨害する要素に、人と比べてしまうことがあります。
周りの人やプロの漫画作品と比べて、自分の描く漫画に自信が持てなくなってしまうのです。
筆者も周りと比べて、自分の描く漫画に自信が持てなくなることがありました。
しかし、誰かと比べる必要がないのだと悟りました。
漫画の出来が良かろうと悪かろうと、人と比べることに意味はありません。
人はみなそれぞれの人生を生きているので、自分は自分の道を黙々と歩んでいけばいいのです。
漫画を描くことを楽しみ、没頭していると、周りなんて気にならなくなります。
漫画制作を継続するためにも、描く楽しさにのめりこんでいきましょう!
漫画を描くモチベーションが爆発的に上がる簡単な2つの方法を紹介!
漫画制作を継続するならまずは読み切り漫画から
漫画制作を継続するコツは、短いページ数の漫画から描きだすことにあります。
例えば四コマ漫画や、8ページくらいの読み切り漫画の制作などがいいでしょう。
漫画制作を初めてまもない内に連載を始めるのは、あまりおすすめしません。
連載ものの漫画は描くページ数が長くなり、途中で飽きてしまう可能性があるからです。
読み切り漫画をいくつか描いて漫画制作能力を磨き、慣れてきたら連載ものに入ると良いでしょう。
まずは短いページ数で漫画をまとめ上げる能力をつけるのが先決。
筆者も7歳のときにはじめて描いた漫画「ハイパーZ」は、5~6ページくらいの1話完結ものでした。
漫画制作を継続するためには、目の前にある作品を1つづつ完成させ、階段を上がるように着実に制作能力を高めていきましょう。
漫画制作を継続する秘訣の最後に
漫画制作を継続するためには、漫画を作ることを楽しんで好きになることが大切です。
何をするにしても、楽しんで行うことに勝るものはないと思います。
僕自身漫画を描くとき、とても楽しいです!
実家の押し入れから、2015年に描いた白雪姫
— 漫画アートを作るさすらいの表現者 (@artkasukawa) September 19, 2019
の漫画ネーム37Pと6P分描いた下描き原稿を発見したのです
これは蘇らせようと思い、今漫画 #白雪姫 のペン入れ中
下描きある所までは手描きで残りはペンタブで仕上げる予定
久々に漫画を手描きして、最高に面白いなぁと痛感!
これはやめられないわ♪ pic.twitter.com/L31eMKdqr4
また漫画制作を継続するためのコツとして以下がありました。
●自分を刺激する作品を観たり、体験をして、やる気を奮い起こす
●人と比べない。黙々と自分の漫画を描き続ける
●描き始めた漫画は最後まで描き切る
地道に描き、発想し、漫画創作を楽しむ。
これが漫画創作を継続する秘訣なのです。
自分の世界を漫画で表現するって本当に素晴らしい事なのです!
あなたも今現在描ける絵で、忍耐強く漫画制作を継続していってください♪
以下の記事では四コマ漫画の描き方や発想法について書いています。
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